私が今一番興味を持っているサアラさんが、以前話題にされていて気になっていたので読んでみました。
前半は、私にとっては過激な内容で、正直読むのがしんどかったのですが、後半に、日本人が持っている素質と役割について書かれていて、希望につながりました!
ということで、要約と見どころを解説していきます。

『バチカンの狂気』ジェイソン・モーガン著|要約と見どころを徹底解説
ジェイソン・モーガン著『バチカンの狂気』は、バチカンの内部事情やカトリック教会の腐敗、権力構造を鋭く暴露した衝撃的な一冊です。本書は、宗教と政治の関係、金融スキャンダル、性的虐待問題など、多くの社会問題を掘り下げながら、バチカンの実態を浮き彫りにしています。
著者のジェイソン・モーガンとは
ジェイソン・モーガン(Jason Morgan)は、歴史学者・評論家・翻訳者として知られるアメリカ出身の研究者です。専門分野は日本史、法制度、思想史など幅広く、日本と欧米の歴史的関係についても深く研究しています。
彼はアメリカの名門大学で学び、博士号を取得した後、日本で研究活動を行っています。特に、日本の近現代史や戦争責任問題、国際関係に関する著作や論文を発表し、欧米と日本の歴史認識の違いについて積極的に議論を展開しています。
また、日本の保守派の視点を取り入れた歴史研究にも関心を持ち、日本の歴史観や伝統文化を再評価する立場から執筆活動を行っています。英語と日本語の両方で執筆し、翻訳者としても活動しており、日米間の歴史的・文化的な橋渡しをする存在となっています。

『バチカンの狂気』の内容と主なテーマ
本書では、バチカンがどのように権力を維持し、時には不正を隠蔽してきたのかが具体的な事例とともに詳しく解説されています。
1. バチカン銀行と金融スキャンダル
バチカン銀行(正式名称:「宗教活動協会」)は、マネーロンダリングや汚職の温床となっていると指摘されています。本書では、過去に発覚した金融犯罪の数々が紹介され、バチカン内部でどのように資金が動いているのかを明らかにしています。
2. カトリック教会の性的虐待問題
本書は、カトリック教会で発生した聖職者による性的虐待事件にも深く切り込みます。世界各地で発覚した被害と、それを隠蔽しようとするバチカンの対応が詳しく語られています。多くの被害者が声を上げたにもかかわらず、適切な対応が行われなかった背景が明らかになります。
3. バチカンと政治の関係
バチカンは宗教組織であると同時に、世界的な政治勢力でもあります。本書では、特に冷戦期において、バチカンが西側諸国と協力し、共産主義勢力と対抗していた事実が描かれています。また、独裁政権を支持するなどの矛盾した行動についても指摘されています。
『バチカンの狂気』の見どころと評価
本書の最大の特徴は、バチカンの知られざる実態を詳細に描き、宗教の持つ権力と問題点に鋭く切り込んでいる点です。著者は単なる批判に終始するのではなく、カトリック教会が本来持つべき倫理観や信仰の在り方についても考察を加えています。
『バチカンの狂気』感想と刺さった部分
お金に目がくらむと?
バチカンには、清貧に生きるよりも、すぐ目の前にあり、手が届いてしまう金品に目がくらむ人々が多く存在するのです。133ページ
私自身、自分のやりたいことがあり、それにはお金も必要です。
なので、自分にできる収入の得方をつねに模索している状態です。
そして、経理の仕事をやる中で、積み上げ型の「資産収入」の必要性を感じ、その手段のひとつとしてブログを始めました。
私が欲しいのは「自由な時間」です。
そのためには「資産収入」が必要だと判断しました。
その「資産収入」を得られる状態になるまでには、試行錯誤や努力が必要である、と覚悟しています。
ですが「早くラクになりたい!」と焦ってしまうと、お金に目がくらみ、
詐欺案件のカモになる可能性も高いと思うし、
誰かを騙して悲しませてしまう方法をとってしまうことがあると思います。

本書を読み、自分の中にも「お金に目がくらむ」一面が出てきてしまう可能性もある、ということを改めて意識しておこう、と思いました。

日本はこれから世界のリーダーになる
日本は、戦後ずっとアメリカ帝国の礎になっていますが、今後は世界のリーダーにならなければいけない、とモーガン氏は記します。
二宮尊徳の「譲って損なく、奪って益なし」という、
奪い合っていてはお互いに栄えない、だが譲り合えばお互いが生かされる、という考え方があります。
このように、様々な物を皆で分かち合い、争わずに共に使用するという理想は、日本文化に深く根付いている「みんなで」という発想に似てると思いませんか? 218ページ
とモーガン氏は日本人に問いかけます。
日本人が大事にしてきた「物ではなく心が大切」という生き方こそが、これからの世界を動かします。

最近、同じようなことを発信してくれている人が多いですね。
私も「心を大切」にする生き方を意識します!

『バチカンの狂気』はこんな人におすすめ!
- バチカンの内幕やカトリック教会の問題点に興味がある人
- 宗教と政治、権力構造の関係について知りたい人
- 国際社会におけるバチカンの影響力を理解したい人
- 日本人のこれからの役割について興味がある人
まとめ:『バチカンの狂気』は貴重な一冊!
『バチカンの狂気』は、宗教と権力の関係を知る上で非常に貴重な一冊です。
自身がカトリック信者であるモーガン氏は、大きな覚悟を持って本書を書かれていると思います。
バチカンの裏側に迫ることで、私たちの社会における宗教の役割や倫理について改めて考えさせられるでしょう。バチカンやカトリック教会の実態を知りたい方にとって、貴重な一冊だと思います。
また、日本人の大きな役割について、多くの日本人に気づきを与えてくれると思います(^-^)
冒頭でお伝えしたサアラさんの新刊の要約&感想も書いています。
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