学生時代は、日本の歴史にそんなに興味が湧かなかった私ですが、
「今後の自分の人生」や「子供たちの人生」を真剣に考える中で、
「日本の歴史」を通して、知恵を得ることが、とても大事だと感じるようになりました。
そこで、日本最古の歴史書といわれる「古事記」にも興味が湧いて、
まずは絵本から読み始めたのが去年でした。
それと同時に母や友人から紹介されて見始めた、神話系YouTube 「TOLANDVLOG」を見るようになり、メンバーのサムさんが書いた、この『古事記転生』が、どんどんに気になり、去年(令和5年)の秋ごろに読み、感動して涙を流しました!
私にとって、ドンピシャなタイミングで、ドンピシャなメッセージを、
本書から受け取ることができました!

『古事記転生』とは?
『古事記転生』は、大人気神話系TouTuber TOLANDのサム(アライコウヨウ)さんが書かれた、
古事記の世界へ転生する小説です。
舞台は、日本最古の歴史書『古事記』の世界!
現代社会で挫折した主人公(サムさん本人)が、
神様(大国主)に生まれ変わり、日本建国の使命を果たしていく物語です。
日本に生きる全ての人のルーツは、この『古事記』に記されている。
日本は戦争や災害など幾度となく困難に見舞われたが、
その度に奇跡ともいえる復活を果たしてきた。
諸外国からは、その根幹にある日本人が持つ「支え合い」の精神を評価されることも多い。
実は、この「支え合い」の精神こそが『古事記』の根幹だ。
神話×転生というユニークな設定に加え、
「現実に向き合う勇気」をテーマにしている点も本作の魅力。
歴史好きはもちろん、ファンタジー好きや自己成長を求める方にもおすすめの作品です。
著者のサムさんとは?
名古屋市大須で活動する神話系YouTuber「TOLAND VLOG」の語り手。大阪府出身。
「世界のナゾはあなたのすぐそばにも存在している」をテーマに、
神話や世界の歴史を中心に動画を発信。
名古屋市大須で「CAFE TOLAND」やBARを経営していて、
日本各地の地域おこしや野外フェスなども手掛けています。
独自のクラウドファンディングサービスも運営。
(ペンキ画家ショーゲンさん著の『今日、誰のために生きる?』の映画化のクラウドファンディングにも携わっています。)

私も、人生初のクラウドファンディングを、サムさんの運営しているサービスでやってみました!『今日、誰のために生きる?』の映画化企画のクラウドファンディングです(^-^)
あらすじ|主人公が神様に転生!?
主人公(サムさん)は、仕事や人間関係に疲れ果て、人生に絶望していました。
そしてある日、突然命を落としてしまうことに・・。
目を覚ますと『古事記』の世界で下級の神様(後の大国主となるナムチ)として転生していました。
新しい人生(?)がスタートしたものの、
与えられたのは「日本の国をつくる」という壮大すぎる使命。
最初は戸惑いながらも、神々との出会いや試練を通じて
「人生において大事なこと」
に気づいていきます。

感想
主人公のナムチ(サムさん)が、国づくりをする中で気づいた大事なことは、
冒頭にも書きましたが、今の私にとっても、本当にドンピシャに必要な内容でした!
いや、私だけではなく、多くの日本人の方が、大きな気づきを得られる内容ではないか、と思います。
主人公のナムチ(サムさん)が気づいた、大事なこと(この世界の大原則)について2つご紹介します。
1.自分で気づく
この世界の大原則を一つ教えとくわ。
それは、「自分で気づく」ってことやねん。
どこかのすごい人に、答えっぽいことを教えてもらって、わかった気になっても、意味がない。
自分が体感して、心から気づく。
これしか次のステップに進む方法はない。
そして、そこをクリアしないと人生の中で何回も似たようなピンチが起こる。
目にうつることは、ご先祖様や目に見えない存在が、自分にヒントを与えてくれている。
自分の心の中にある「見たくない陰の部分」に気づいて受け入れていくことが大切。

私自身、心あたりがあったのは、「人の話をもっと真剣に聴く」ということ。
家族から今まで何度も「人の話を聴いてくれない!」と言われてきたからです。
これを突き詰めて考えていったら、「まず私自身の心の声を聴いてあげてなかった!」という気づきにつながりました。
今、私自身の「心の声」を真剣に聴くということを意識しています。
2.人のせいにし続けない
逃げてもいい、忘れてもいい、人のせいにしてもいい。
それが「気づくきっかけ」になるならな。
でも、人のせいに「し続けたら」あかん。

以前は、周りのせいにしまくっていました💦
ヒントは「善とか悪とかいう二元論に囚われるな」ということ。
何より大事なのは、自分自身がどんな未来を作りたいか。
何を大切にしているか。
そこに集中すること。

どっちがいいか悪いか、というより、「自分は本当はどうしたいんだろう?」と、心の声をちゃんと聴いてあげることが大切ですね。
人間であろうが神様みたいな高次元の存在であろうが、必ず自分の魂に成長の余地はある。
自分で気づいて、乗り越えることができたらどんな存在でも人生は大きく変わる。
俺はずっと、自分とも他人とも向き合うことが怖かったんだ。受け入れることを恐れていたんだ。全てに気づいたその瞬間、いきなり時間が止まったように感じた。

「受け入れる」って、実は難しいことですよね。私も本当の自分を「受け入れる」ことに向き合っていこうとしている道なかばです。

まとめ
『古事記転生』は、「現実に向き合う勇気をくれる」物語です。
実際、私は読みながら、魂が震える感覚があり、
読み終わった後、「自分の目の前で起こっている現実と向き合う」という勇気が湧いてきました!
本書の中でも触れていますが、
「自国の歴史を知らない民族は例外なく滅びる」
という研究結果もあるようです。
こちらの本は、
・歴史好きの方はもちろん、私のように、最近興味が湧いてきた、という方
・ファンタジー好きな方
・自己成長を求める方
にオススメです(^-^)
読みやすいので、小学生でも楽しめると思います!
著者のサムさんがクラウドファンディングを手がけた『今日、誰のために生きる?』
についての感想も書いています。
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